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田中 三雄; 深井 勝麿; 白石 健介
JAERI-M 6585, 25 Pages, 1976/06
核融合炉第一壁のブリスタリングによる損耗のわりあいがを評価するための予備実験を行った。入射エネルギーが450KeVのArionを室温でMoに照射し表面に形成されるブリスターを走査型電子顕微鏡で観察し、ブリスタリングの照射量およびその後の焼鈍温度依存性を調べた。Mo表面のブリスターは5.110ion/cm以上照射すると観えはじめ、直径は1.8mでガス気泡のつり合いの式から予測される値と良く一致した。照射をつづけると密度は一定で直径は増加した。直径(dm)と照射量(t)の関係はd=1.5log(t)-16で表わされた。ブリスタリングによる表面損耗率も同様に照射量の対数に比例して増加し、410ions/cmまで照射試料では2.04atoms/cmにも達する。照射後焼鈍を行ってもブリスタリングの程度(照射表面をブリスターが占める割合)はほぼ一定であり、損耗率もほとんど変わらない。これらの結果は室温照射におけるブリスタリングの程度は照射初期のSr気泡の密度であることを示している。